フォント選び
フォント選びは得てして際限なく時間がかるものである。とはいえ、人生は有限なのでどうにかフォントに折り合いをつける必要がある。
この世にフォントは無数あるが、絞っていく簡単な方法はいくつかある。
リソース元
フォントは大抵どこかからインストールしてきたものを使うだろう。もちろんOSにインストールされているものを使ってもいいのだが(Macの代金は4割フォントに払っているようなものだ)、Windowsではそんなものに期待はできない。 特にウェブサイトなど機種依存のフォントを使えない環境ならばOSにインストールされているものを使うのはてんで駄目だろう。
であれば、Adobeかモリサワとかにお布施をしてダウンロードするか、無料で落としてくるかの選択を迫られることになる。そこで我らがGoogleの出番である。
Googleフォントは無料で使えて、ウェブサイトに導入する手間も小さい。印刷物では事情がだいぶ違うが、ウェブサイトでは基本的にはGoogleフォントを使うのがいいだろう。 何より、日本語フォントはあまり数がないので、無為にフォント見本とにらめっこする時間が減るというのも嬉しいところだ。
お気に入りフォントを見つける
Googleフォントでいいフォントを見つけたらそれをどこでも使いまわしてみよう。TPOに合ったフォントを選びたいだろうが、フォント選びに現を抜かしていると将来は暗い。 フォントは一つ決めてしまえばあとはそれに合うように他を選んでいけばいいので、フォント選びは大分楽になる。
実際、このウェブサイトは私のお気に入りのフォントを使っていて、具体的には欧文にBaskervville、日文にひな明朝を採用している。これらのフォントの雰囲気に合うようにデザインを作った結果がこのサイトである。
Baskervville
Baskervvilleはセリフの形がおしゃれで、線が細くて綺麗で、Tfkのようにリガチャしてくれるので気に入っている。
ひな明朝
ひな明朝は線の膨らみが魔法的でいい。このフォントはどんなオタク趣味に合わせてもいい感じになるので、重宝している。
サンセリフのフォントは名前で適当に選んだ小杉と、見た目がBaskervvilleに合うFarroである。雰囲気。
日本語フォントはサイズが大きく、ウェブサイトの読み込み時間が増えるため、多くは使えないのが困るところである。だからこそ、ウェブサイトを自分が好きなフォントをぶつける場にするべきではなかろうか。